円形脱毛症
ある日突然髪の毛がまとまって抜け落ち、このまま治るのか、何が原因なのかと不安を感じていませんか。円形脱毛症は、コインのような円形の脱毛斑が突然できる病気で、適切な治療によって改善が見込める疾患です。
日本橋HALスキンケアでは、皮膚科専門医が脱毛のタイプや範囲を丁寧に診断し、ステロイド治療や光線療法、新しいJAK阻害薬まで、症状に応じた治療をご提案しています。
- 美容院や家族に指摘されて円形脱毛症に気づいた方
- 脱毛の範囲が広がっていてお悩みの方
心当たりのある方は、一度、ご相談ください。

当院の円形脱毛症診療における特徴

皮膚科・形成外科専門医による的確な診断
円形脱毛症は、AGAや抜毛症、フケが原因の脱毛症など、似た症状を示す他の疾患との見分けが重要な病気です。当院の院長は形成外科専門医の資格を持ち、皮膚の構造や疾患に関する知識をもとに、ダーモスコピーによる視診や問診を通じて脱毛のタイプを的確に診断しています。
症状の重さに応じた幅広い治療の選択肢
円形脱毛症の治療は、ステロイドの外用や局所注射、光線療法、そして重症例に用いるJAK阻害薬まで、症状の広がり方や進行の速さによって選ぶべき方法が異なります。当院では、一つの治療法に限定せず、脱毛の範囲や年齢、これまでの経過を踏まえて、必要な治療を組み合わせてご提案しています。
通いやすさを意識した診療体制
円形脱毛症の治療は、症状によっては数か月から数年単位で通院が必要になることがあります。当院は日本橋エリアでの通いやすさを意識した立地にあり、完全予約制により待ち時間を抑えた診療をおこなっています。
お仕事帰りや外出のついでにも立ち寄りやすい環境を整えることで、根気強い通院が必要な治療であっても、無理なく継続していただけるよう努めています。
円形脱毛症とは

円形脱毛症とは、頭部やその他の体毛が生えている部分に、コインのような円形または楕円形の脱毛斑が突然発生する疾患です。「10円ハゲ」という呼び方でよく知られていますが、大きさはさまざまで、1つだけでなく複数できる場合もあります。
多くの場合、かゆみや痛みといった自覚症状はなく、美容院で指摘されたり、家族に発見されたりして気づくことが特徴です。脱毛部分の境界がはっきりしているのも、この病気にみられる特徴の一つです。
前触れなく突然髪が抜けるため、原因が分からず強い不安を感じる方も少なくありません。次の章では、円形脱毛症がなぜ起こるのか、その仕組みについて解説します。
原因はストレスだけではない
円形脱毛症の主な原因は、ストレスそのものではなく自己免疫疾患であると考えられています。自己免疫疾患とは、本来ウイルスや細菌などの外敵から体を守るはずの免疫システムに異常が生じ、自身の正常な細胞や組織を攻撃してしまう状態です。
円形脱毛症では、Tリンパ球という免疫細胞が成長期の毛根を異物と誤認して攻撃することで、毛が抜け落ちてしまいます。アトピー性皮膚炎などのアレルギー素因を持つ方や、家族に円形脱毛症の経験者がいる場合に発症しやすい傾向があり、遺伝的な要因や膠原病との関連も指摘されています。ストレスは発症のきっかけの一つにはなり得ますが、唯一の原因ではないという点を理解しておくことが大切です。
脱毛範囲で異なる5つの種類

円形脱毛症は、脱毛斑の数や広がり方によって主に5つのタイプに分類されます。重症度や治療法が異なるため、ご自身のタイプを知ることが治療を考えるうえで重要です。
単発型
円形または楕円形の脱毛が1つだけ生じる、最も軽いタイプです。脱毛斑が頭部全体の25パーセント未満にとどまる軽症例にあたることが多く、治療をしなくても自然に治ることも少なくありません。
多発型
脱毛斑が複数箇所に現れるタイプです。それぞれの脱毛斑が融合して大きな脱毛斑になったり、範囲が頭部全体の25パーセント以上に広がったりすることもあり、単発型に比べて積極的な治療が必要になるケースが多く見られます。
蛇行型
後頭部から側頭部の生え際に沿って、蛇のように細長く脱毛するタイプです。他のタイプに比べて治療の効果が現れにくく、難治性とされることが多いタイプです。
全頭型
頭部全体の髪の毛が抜けてしまう重症なタイプです。治療には時間がかかることが多く、根気強く経過を見ていく必要があります。
汎発型
頭髪だけでなく、眉毛やまつ毛、体毛など全身の毛が抜けてしまう、最も重症なタイプです。治療が長期化する傾向があり、専門的な治療計画のもとで経過を見ていくことになります。
他の脱毛症との見分け方

円形脱毛症とAGA(男性型および女性型脱毛症)は、脱毛の仕方に明確な違いがあります。円形脱毛症は、境界がはっきりした円形に、比較的急速に髪が抜けるのが特徴です。一方でAGAは、生え際の後退や頭頂部が薄くなるなど、特定の部位から徐々に毛が細く、薄くなっていく進行性の脱毛症です。
他にも、自分で毛を抜いてしまう抜毛症や、フケが原因で起こる粃糠性脱毛症など、似た症状を示す疾患もあります。見た目だけでは判断がつきにくいケースも多いため、正確な診断には専門医による診察が欠かせません。
当院で行う円形脱毛症の治療法

円形脱毛症の治療は、日本皮膚科学会が策定した診療ガイドラインに基づいておこなうのが基本です。治療法は症状の重症度や年齢によって選択され、主に免疫の異常を正常な状態に戻すことを目的とします。当院では、それぞれの治療の特徴をご説明したうえで、患者様の状態に合った方法をご提案しています。
ステロイド外用薬や局所注射による治療
ステロイドは、過剰な免疫反応を抑える効果があり、円形脱毛症治療の基本となる薬です。軽症の場合は、まずステロイド外用薬から治療を開始することが一般的です。脱毛範囲が限られている成人には、ステロイドを患部に直接注射する局所注射も有効な選択肢となります。脱毛が広範囲に及ぶ急速な進行例では、一時的にステロイドを内服することもありますが、副作用のリスクを考慮し、慎重に判断しながらおこないます。
注目の新薬JAK阻害薬による治療
近年、広範囲に及ぶ重症の円形脱毛症に対して、JAK阻害薬という新しい内服薬が登場し、治療の選択肢が大きく広がりました。この薬は、毛根を攻撃する指令を出す免疫細胞の働きを抑えることで、脱毛を抑制し発毛を促します。これまでの治療で十分な効果が得られなかった重症例が対象となり、専門医の診断のもとで使用を検討します。
エキシマライトなど光線療法による治療
光線療法は、脱毛部分に特殊な紫外線を照射することで、毛根を攻撃している免疫細胞の働きを抑える治療法です。代表的なものにエキシマライトがあり、比較的広範囲に脱毛が広がっている場合や、他の治療で効果が見られなかった場合に用いられます。痛みはなく、週に1回から2回程度の通院でおこなうのが一般的で、お子様にも比較的安全に受けていただける治療法です。
治療の流れと期間の目安
初めて受診される際は、いつから脱毛が始まったか、脱毛範囲の広がり方、既往歴や家族歴、アトピー素因の有無などを詳しくお伺いします。続いて、脱毛部分の頭皮や毛の状態をダーモスコピーなどで確認し、円形脱毛症に特徴的な所見がないかを見ていきます。他の自己免疫疾患の合併が疑われる場合には、血液検査をおこなうこともあります。
治療期間は、円形脱毛症の種類や重症度によって大きく異なります。脱毛斑が1つだけの単発型では、治療なしでも自然に改善するケースが多く、治療をおこなえば数か月程度で変化が見られることもあります。一方、脱毛範囲が広い多発型や全頭型、汎発型の場合は、治療が数年単位に及ぶこともあり、経過には個人差が大きいため、医師と相談しながら根気強く続けていくことが大切です。
治る過程では、脱毛した毛穴から白くて細い産毛が生えてくることが多く、これは活動を休止していた毛根が再び働き始めたサインです。この産毛は治療を続けるうちに、徐々にしっかりとした黒い毛へと育っていきます。
治療にあたってのご注意
頭皮への刺激を避ける
治療中は、頭皮に過度な刺激を与える行動は避けましょう。血行促進を目的とした自己流の頭皮マッサージは、かえって炎症を悪化させる可能性があるため控えてください。シャンプーの際は爪を立てず、指の腹で優しく洗い、洗浄成分が残らないようしっかりすすぐことが大切です。
生活習慣の見直し
過度な飲酒や喫煙は血行不良を招き、髪の成長を妨げる一因になり得ます。栄養バランスの取れた食事や質の良い睡眠を心がけることも、治療の効果を後押しします。
自己判断での中断を避ける
円形脱毛症の治療は、効果が現れるまでに一定の期間がかかることが少なくありません。効果が見られないからといって自己判断で治療を中断せず、経過については診察の中で医師とよく相談しながら進めることが重要です。
ウィッグや帽子の活用について
脱毛部分を隠すためにウィッグや帽子を使用することは、精神的な負担を軽減するうえで有効です。治療の妨げになることはありませんが、頭皮が蒸れないよう通気性の良い素材のものを選び、清潔に保つことを心がけてください。
費用の目安
円形脱毛症の治療は、その多くが保険診療の対象となります。診察や検査、ステロイド外用薬や内服薬、JAK阻害薬による治療、エキシマライトなどの光線療法も保険適用で受けることができます。ただし、局所免疫療法など一部の治療法は自由診療となる場合があります。
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治療内容 |
保険適用 |
費用の目安 |
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ステロイド外用薬治療 |
適用 |
診察料+薬剤費 数千円程度/月 |
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ステロイド局所注射 |
適用 |
診察料+施術料 数千円程度/回 |
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光線療法(エキシマライト等) |
適用 |
診察料+施術料 数百円〜数千円程度/回 |
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JAK阻害薬(内服) |
適用(重症例が対象) |
診察時にご案内 |
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局所免疫療法 |
適用外(自由診療) |
診察時にご案内 |
よくある質問
円形脱毛症は他の人にうつりますか
円形脱毛症が他の人にうつることはありません。この病気は、ウイルスや細菌による感染症ではなく、自身の免疫システムが誤って毛根を攻撃してしまう自己免疫疾患が原因です。そのため、接触によって他の方に感染する心配はありません。
子供の円形脱毛症も大人と同じ治療をしますか
基本的な治療方針は大人と同じですが、年齢に応じて安全性を最優先した方法が選択されます。特に低年齢のお子様には、副作用のリスクを考慮してステロイド外用薬や光線療法が中心となります。成長期への影響を考えながら、慎重に治療計画を立てていきます。
円形脱毛症の治療に保険は適用されますか
はい、多くの治療が保険診療の対象となります。ステロイド外用薬や内服薬、JAK阻害薬、光線療法などが該当します。ただし、局所免疫療法など一部の治療法は自由診療となる場合がありますので、詳細は診察の際にご確認ください。
どのくらいの期間で治りますか
脱毛のタイプによって大きく異なります。単発型であれば数か月程度で変化が見られることも多い一方、多発型や全頭型、汎発型では治療が数年単位に及ぶこともあります。経過には個人差がありますので、診察の中で見通しをお伝えしながら進めていきます。
治療中にウィッグや帽子を使っても問題ありませんか
はい、問題ありません。ウィッグや帽子は脱毛部分をカバーし、精神的な負担を軽減するうえで有効です。治療の妨げになることはありませんが、頭皮が蒸れないよう通気性の良い素材を選び、清潔に保つよう心がけてください。

