虫刺され
虫刺されでお悩みの方へ
- 刺された箇所の腫れが強く、日に日に広がっている
- 水ぶくれができている
- 何日も痛みやかゆみが引かない
- マダニに噛まれている、または噛まれた跡がある
- 息苦しさなど全身症状を伴う

虫刺されは、蚊やブヨ、マダニ、毛虫など、刺した虫によって腫れ方や治りやすさが大きく異なります。数日で自然に落ち着くものもあれば、皮膚科での治療が必要になるものもあります。日本橋HALスキンケアでは、皮膚科の視点から腫れの状態と経過を確認し、必要な治療をご案内します。
「冷やしても腫れが引かない」「昨日より明らかに大きい」というときは、蚊とは違うタイプかもしれません。息苦しさなど全身に症状が及ぶ場合は、様子を見ずに速やかに医療機関を受診してください。それ以外の場合も、無理に様子を見続けず、早めにいらしてください。
虫刺されとは
虫刺されは、虫が皮膚を刺したり咬んだりする際に注入される毒成分や唾液に対して、体が反応することで起こります。反応の出方は大きく2つに分けられます。
即時型反応
刺されてすぐに赤みやかゆみが出るタイプ。蚊による症状の多くがこちらです
遅延型反応
刺されてから半日〜1日ほど経ってからかゆみや腫れがピークを迎えるタイプ。ブヨなどによる症状に多く見られます
同じ虫に繰り返し刺されることで、体が慣れて反応が軽くなることもあれば、逆に敏感になって腫れが強く出るようになることもあります。
虫の種類による違い
蚊
刺された直後に赤く腫れ、数日で自然に落ち着くことが多い(即時型)
ブヨ(ブユ)
刺された数時間〜1日後から強い腫れが出始め、数日かけて悪化することがある。水ぶくれを伴うことも(遅延型)
ハチ
強い痛みとともに急激に腫れる。まれに息苦しさなどの全身症状(アナフィラキシー)を起こすことがある
ノミ
足首など下半身に、複数個所まとめて赤い発疹が出やすい
ダニ(イエダニなど)
布団や衣類を介して刺され、体幹に複数の発疹が出ることがある
マダニ
吸血しながら長時間皮膚に噛みつき、無理に引き抜こうとすると口の部分が皮膚に残ることがあります。感染症のリスクもあるため、自己処置はせず受診が必要です
毛虫(チャドクガなど)
直接触れていなくても、毒針毛が風で飛んで広範囲にかゆみが出ることがある
症状から虫を推測する
刺された跡の特徴・出現までの時間・部位から、原因になった虫をある程度推測できます。
| 虫 | 痕の特徴 | 症状が出るまでの時間 | 出やすい部位 |
| 蚊 | 中心に赤い点、軽い膨らみ | 数分以内 | 露出部全般 |
| ブヨ | 中心に出血点、強い腫れ | 数時間〜1日 | 足首・すねなど下半身 |
| ハチ | 強い痛み、急激な腫れ | 直後 | 露出部全般 |
| ノミ | 複数個所にまとまった発疹 | 数時間 | 足首・下半身 |
| ダニ(イエダニなど) | 体幹に複数の発疹 | 数時間〜半日 | 体幹(寝具・衣類に触れる部位) |
| マダニ | 虫体が皮膚に付着したまま | 気づきにくい | 髪の生え際、脇、股間など |
| 毛虫(チャドクガなど) | 広範囲に細かい発疹 | 数時間〜半日 | 触れた部位に限らず広範囲 |
あくまで目安ですので、正確な判断は診察でご確認ください。
マダニとハチは特に注意が必要です
マダニとハチは、他の虫刺されとは分けて考える必要があります。
マダニ
痛みやかゆみを自覚しにくく、気づかないうちに長時間吸血されていることがあります。まれに重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの感染症を媒介することも知られているため、無理に取らず、そのままご来院ください
ハチ
強い痛みとともに急激に腫れます。まれにアナフィラキシーショックという急激なアレルギー反応を起こすことがあり、2回目以降に刺された際のほうが症状が強く出やすいといわれています。呼吸苦しさ、めまい、じんましんなど全身症状がある場合は、様子を見ずすぐに医療機関を受診してください
二次感染について
強いかゆみを我慢できずに掻き壊すと、そこから細菌が入り込み、とびひ(伝染性膿痂疹)のような二次感染を起こすことがあります。特にお子さんは掻き壊しやすく、とびひに発展しやすい傾向があります。まれに、皮膚の深い部分まで感染が広がる蜂窩織炎(ほうかしきえん)に至ることもあり、発熱や強い痛みを伴う場合は早めの受診が必要です。
対処法
冷やす
患部を冷やすことで、かゆみの原因となるヒスタミンの働きを一時的に抑えられます
掻かない
掻き壊すと二次感染のリスクが高まります。爪を短く保つことも有効です
清潔にする
患部を清潔に保ち、汗や汚れをそのままにしないようにします
市販のかゆみ止めで様子を見ていただいて構いませんが、市販薬は成分の強さに上限があります。2〜3日で改善しない場合や腫れが広がる場合は、ステロイドの強さや内服薬を含めた処方薬でしっかり炎症を抑えたほうが、結果的に早く治まることも多いです。無理に市販薬だけで抱え込まないようにしてください。
予防策
- 屋外に出る際は、長袖・長ズボンなど肌の露出を減らす服装を心がける
- 虫よけスプレーを活用する
- 布団や衣類はこまめに洗濯・乾燥させる
- お子さんと屋外、特に草むらや藪で過ごしたあとは、腕や脚、髪の生え際に虫やマダニが付着していないか確認する
当院の治療
- 炎症を抑えるステロイド外用薬の処方(腫れの強さに応じて調整)
- かゆみを抑える抗ヒスタミン薬の内服
- 水ぶくれができている場合は感染を防ぐための処置
- マダニが皮膚に残っている場合は専用の器具を用いた安全な除去
- 全身症状がある場合は症状に応じた迅速な対応
受診の目安
腫れが2〜3日経っても引かない、広がっている、水ぶくれができている、発熱を伴う、といった場合は受診の目安です。マダニに噛まれている場合や、ハチに刺された後に全身症状がある場合は、様子を見ずすぐにご連絡ください。
初めて受診される方へ
刺された時期や場所、屋外での活動内容がわかると診察がスムーズです。マダニに噛まれている場合は無理に取らず、そのままご来院ください。

腫れが強い、広がっている、といった変化に気づいたら、我慢せず日本橋HALスキンケアへご相談ください。

