紫外線の影響

紫外線A波は肌の深部まで届き、肌のハリや弾力の源であるコラーゲンやエラスチンを破壊します。さらにコラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞の働きを下げるため、肌がたるんでシワが目立つようになります。

加齢・ホルモンの減少

加齢とともにコラーゲンやエラスチンが減少し、さらにそれらを生成する細胞の働きも落ちてきます。また、女性ホルモンなども年々減少するため、肌の弾力が低下し、シワが目立つようになります。コラーゲン生成のピークは20歳頃で、そこから徐々に減少し40代での生成量はピーク時の約50％まで減少すると言われています。

肌の乾燥

空気が乾燥していると、肌の水分も蒸発してしまうため、水分のなくなってしまった肌の表面にシワができます。目元や口元は皮膚が薄く、皮脂の分泌量も少ないため、乾燥してシワになりやすい特徴があります。肌の乾燥が続くと角層の保水力が低下し、細かい「ちりめん状」の小ジワが作られます。

脂肪の減少

皮膚の深部にある脂肪は、肌の弾力を維持するための大事な要素です。ダイエットなどで急激に脂肪が減少した場合は、肌の弾力が失われてシワができやすくなります。顔の脂肪が減少すると頬やこめかみのボリュームが減り、たるみが生じやすくなります。たるむことで、ほうれい線やマリオネットラインのような深いシワが目立ちやすくなります。

通常の状態でも表情ジワが目立つ

笑ったり、怒ったりする際にできるシワは表情ジワといいます。目尻やおでこ、口元などは表情が変わる度にシワができるため、その部分は負担がかかります。コラーゲンやエラスチンが減少したり、加齢によって細胞の生まれ変わりの周期が遅くなったりすると、シワが刻まれることで表情を作っていない状態でもシワが目立ってしまいます。